MineOSを使ってみる #2 動作確認編

前回に引き続き、MineOSの導入を行います。今回は、WebUIの動作確認と、実際にクライアントを接続して、動作確認を行います。

目次

WebUIの表示

実際に接続して見ましょう。

https://[サーバのIP]:8443/

自己署名証明書を使用している場合は、プライバシーや証明書のエラーが出ますが無視します。
例として、Chromeの場合は、エラー画面上の「詳細設定」→「xxx.xxx.xxx.xxxにアクセスする(安全ではありません)」を順にクリックします。

ログイン画面が表示されれば成功です。

UsernameとPasswordには、Ubuntuのユーザーとパスワードを指定します。
アカウントを増やしたい場合は、Ubuntu上でユーザーを追加します。

adduser hogehoge

Minecraftサーバをインストール

ログインが完了すると、ダッシュボードが表示されます。

設定ファイルで日本語にしていれば、ほぼ全て日本語で表示されます。

Minecraftサーバをインストールするには、「プロファイル」を選びます。

現時点での最新版の公式Minecraftサーバをダウンロードします。
1.12 Official Mojang Jarの行にある、DOWNLOADを押下します。すると、ダウンロードの進行状態が表示され、最終的に「ダウンロード済み」となればダウンロードが完了です。

サーバの新規作成

いよいよ、サーバを作成します。左側のメニューから「サーバの新規作成」をクリックします。

最低限、「サーバ名」が入力できていれば、作成できます。ここで入力した「サーバ名」は、サーバ内のディレクトリ名に使用されますので、半角英数等、穏便な文字のみを使用しましょう。

その他の設定項目は、Minecraft公式サーバの「Server.Properties」ファイルと同様です。
各項目の意味は、以下のサイトが分かりやすいでしょう。
https://minecraft-ja.gamepedia.com/Server.properties

サーバの保存が完了すると、ダッシュボードに戻ります。画面一番下に今回作成したサーバ名があるはずですので、それをクリックします。

サーバの概要が表示されています。サーバはまだ起動していません。まず、緑色の「開始」ボタンをクリックします。

新しいサーバの開始ダイアログが表示されますので、今回はプロファイルから「1.12」、jarファイルは「minecraft_server.1.12.jar」を選択します。
また、必要に応じて、メモリーアローケーションを設定しましょう。-Xmxが最大メモリ容量、-Xmsが起動時メモリ容量をMB単位で指定します。両方とも同じ容量にした方がパフォーマンスが良くなると言われています。

これらは、後からも変更できます。選択や入力が終わったら、「開始」ボタンをクリックします。

初回起動時には、EULA(エンドユーザーライセンス契約)の同意を求められます。これは、通常、公式のMinecraftサーバを導入時に、eula.txtの中身をfalseからtrueに変更する作業と同義です。Minecraft EULAを読み、同意できるなら、「EULAに同意」ボタンをクリックし、「開始」ボタンをクリックします。

これで、サーバが起動しました。実際にクライアントから接続して見ましょう。

クライアントからの接続

もう少しで作業は完了します。まずは、Minecraftのクライアントを起動して、マルチプレイで遊ぶを選択しましょう。

設置したサーバが、同一ホスト内に無い場合、Minecraftのクライアントにサーバの場所を教える必要があります。
まずは「サーバーを追加」をクリックします。

サーバー情報の編集画面が表示されますので、サーバ名に適当な名前を、サーバーアドレスには「IPアドレス:ポート番号」の形式で入力します。(ポート番号がデフォルトの25565の場合、ポート番号は省略可能です)
最後に「完了」をクリックします。

すると、登録したサーバが一覧表に出てきますので、登録したサーバを選択して「サーバーに接続」をクリックします。

無事、クライアントが起動し、フィールドが表示されれば成功です。

次回は、サーバの運用と、バックアップについて説明します。

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